社会人になったら、あるいは学生でも海外旅行に行く際には、クレジットカードが必要です。
初めてクレジットカードを作る場合、どんな点に気を付ければいいのでしょうか。
クレジットカードは不要? いえ、こんなに利点が
「私は現金派。クレジットカードは作らない」という人もいるでしょう。
ですがクレジットカードは信用の証ですから、社会人なら最低でも1枚は必要です。
そして電子マネーやETCカードなど、クレジットカードを作っていないと不便なアイテムも、現代では多いのです。
現金派がもったいないのは、お金を使っても付加価値が生まれないということです。
クレジットカードを使うとポイントが貯まる
クレジットカードを作って積極的に使えば、ポイントが貯まります。
光熱費や通信費、家賃の引き落としなど、クレジットカード引き落としにすれば、ポイントが付くのでお勧めです。
カードによりますが、買い物額の0.5%~1.0%程度貯まります。中にはもっと高いものも。
電子マネーや、バーコード決済アプリを使う際も、現金でチャージしていては中途半端です。
電子マネーはクレジットカードからチャージして使うことで、コンビニなどでの細かい買い物でもポイントを貯められます。
ポイントを貯めるために買い物をし過ぎるようだと本末転倒ですが、せっかくのお金は有効活用しましょう。
貯まったポイントは、商品の他、商品券や航空券のマイルなどに交換できます。
クレジットカードは信用払い
クレジットカードの利用料金は、月に1度まとめて支払うものです。
手元がさみしくても買い物ができる点が怖いという人も多いわけです。
ですが、必ず使った額が把握できる点は大きなメリットです。きちんと使えば、家計の管理にも役立ちます。
キャッシングもできる
クレジットカードにはキャッシング枠もついています。カードを作っておけば、いざというときに小口のお金が借りられます。
利息は消費者金融と一緒で高いため、頻繁に使うのは避けたほうがいいですが、給料日前のちょっとしたつなぎには重宝します。
さらに、海外旅行の際にはキャッシングは活躍します。
現地通貨を引き出すには、キャッシングはレートも有利なので非常にいい方法です。
海外旅行傷害保険の付いたカード
海外旅行に行くのでカードを作りたいというときは、海外旅行傷害保険のついたカードがお勧めです。
カードについた保険の補償額を見る際は、「死亡・後遺障害」ではなく、ケガ・病気の際の治療費用の上限のほうを確認しましょう。
この補償は、複数の保険で合算可能です。合計で300万円程度になると安心で、別途保険商品に加入しなくても十分間に合います。
ETCカードを持つにはクレジットカードが必須
社会人になればクルマに乗る機会も増えるでしょう。
高速道路利用の際にみんなが使っているETCカードは、クレジットカードの付属カードです。
ほとんどのカード会社で、付属カードとしてETCカードを発行しています。
ETCカードは年会費・発行手数料が必要な場合があるので、ETCカードのためにクレジットカードを作る場合、カード本体の年会費と併せて考えましょう。
初めて作るならどのカード?
クレジットカードも千差万別です。
年会費無料のカードから、ステイタスを感じるカードまでさまざまです。
ゴールドカードなど縁がないと思うかもしれませんが、若い人の専用で年会費もリーズナブルなヤングゴールドカードも発行されています。
さまざまなカードを、どこに注目して選べばいいでしょう。
海外旅行に行くなら国際ブランドも考えよう
クレジットカードには国際ブランドが付いています。
国際ブランドはカード右下にあるマークです。これがついているので、世界中の加盟店で使えるのです。
日本で加入できるクレジットカードのほとんどには、以下の3種類の国際ブランドが付いています。
・VISA
・MasterCard
・JCB
その他、「アメリカン・エキスプレス」(アメックス)もよくあります。
このうち、世界中で加盟店が多いのは、VISA、MasterCardです。
JCBは日本初のブランドのため、アジアでは強いですが、特に欧州ではほとんど使えません。
海外旅行に行く場合は、VISAかMasterCardが無難です。
また、2枚目のカードを作る場合、1枚目と国際ブランドを替えましょう。
クレジットカードのステイタス
初めて作るなら、楽天カードなどの年会費無料のカードもいいでしょう。
ただ便利さとは別に「人前でカードを出して恥ずかしくないこと」にこだわる人も多いです。
ゴールドカードやプラチナカードにステイタスを感じる人は多いですが、一般のクラスのカードにも、差があるのが現実です。
高いステイタスを求めるのなら、三井住友VISAやMUFGなどの、銀行系のカードが無難です。
即時入手できるカード
クレジットカードを申し込んで郵送で受け取ると、最低でも入手まで1週間は掛かります。
ですが全国にカードカウンターを持つ一部のカードの場合、Webで申し込み、即日カウンターで受け取れるものがあります。
旅行に行く前でも間に合います。次のカードです。
・セゾンカード
・エムアイカード(三越伊勢丹系)
・エポスカード(マルイ系)
それぞれ一般カードは年会費無料です。
エポスカードの場合、海外旅行傷害保険が付いている点、旅行に向いています。
リボ専用カードに気を付けよう
クレジットカードで買い物をしても、一回払いやボーナス一括払いをしている限りは、利息が発生するわけではありません。
例外が、リボ払いや分割払いです。これらの支払方法を選びますと、利息が発生します。
利息で収益を上げるためにカード会社は、「リボ払い専用カード」を発行し、リボ払いでポイントを多くつけるなどで、とにかくリボ払いを勧めてきます。
カードによっては、リボ払いの特典だけをもらいながら、利息を発生させない使い方ができるのですが、初心者には少々ハードルが高いものです。
無計画にリボ払いをしますと、借金が貯まってこれは確かに危険です。
カード利用に慣れるまでは、まずは一括払いを基本にカードを選びましょう。
まとめ
クレジットカードの作り方について、ヒントをまとめました。
賢く使えば、クレジットカードは非常に役に立つアイテムです。
使い方に併せて、自分にふさわしい1枚を見つけましょう。