お金に困ったときは、どこから借りてくるか悩む人が多いでしょう。
カードローンを申し込んで即時融資を受けるなどの方法を考えるでしょうか。
ですが、借入れの方法は、いろいろ知っておいて困ることはありません。
クレジットカードで毎月の利用額がある程度大きな人ならば、新規にお金を借りてこなくても、「リボ払い」の活用でなんとかなる場合があります。
リボ払いでお金を作る
クレジットカードのリボ払いは、消費者保護の立場からは評判がよくありません。
「月々一定の支払」で楽だと、カード会社は推奨しています。
「楽」でもなんでもないので騙されてはいけません。月々一定の支払を超えた分はすべて借金となり、利息が付きます。
無計画なリボ払いにより、多重債務者になってしまう人がいるのです。
カード会社がリボ払いを推奨するのは、利息で儲かるからです。
消費者の立場からいうと、クレジットカードはなるべく一括払いにして、利息を発生させないことが大事です。
リボ払いも、理解して使えば便利
ですが、借金であることをきちんと理解して使うのなら、ショッピングリボ払いは大変いい方法です。
カード支払いをリボ払いにすることで、短期的にカード支払い額が減ります。
そうするとお金が残ることになります。
仮に17万円のカード払いをリボ払いで5万円にした場合、12万円をカードローンでキャッシングしたのと同じことになります。
12万円借りた事実をしっかり理解していれば、別段問題ないのです。
特に最近は、キャッシュレスの生活を送る人が増えています。
電子マネーも活用し、また通信費や光熱費、家賃など何でもカードで支払っている人は、毎月のカード支払い額が大きいので、リボ払いによる借金もしやすくなります。
カードローンよりリボ払いのほうが優れている点も
次の通り、リボ払いを使った借金は、優れた点があります。
- 金利が低い
- 利息の発生時期が遅い
- すでに済ませた買い物について、後からリボに変更できる
- キャッシング枠がない、または低くても借金ができる
金利は、消費者金融カードローンは金利18.0%が多く、リボ払いは15.0%が多くなっています。
それから、カードローンの場合は借り入れるとすぐに利息が発生します。
リボ払いについては、利息の発生時期は、通常最初の締め日です。買い物をした日から締め日までは、無利息です。
さらに、利息の発生時期がさらに遅いカードも多数あります。
最初の締め日ではなく、その次、通常の支払日を過ぎて発生するものがあります。
リボ払い専用カードの場合に多いですが、「初回手数料無料」と宣伝しているものはこのタイプです。
わかりやすく整理します。
締め日が15日、支払日が翌月10日のカードを例にとります。
6月20日に買い物をリボ払いですると、利息が発生するのは7月16日からとなります。
ですが、「初回手数料無料」のカードの場合、8月10日の通常の支払日を過ぎた、8月11日から利息が発生するのです。
この場合、2か月近く無利息の状態にあるわけです。
多くのカードでは、会員用サイトで、すでに一括払いで済ませた買い物をリボ払いに変更することができます。
大きな買い物をしたりして、カード代金を支払えない場合、買い物単位、あるいはすべてをリボ払いに変更することによって、支払額を調整できます。
ただし、変更の締切日がありますので、早めに実行しましょう。
クレジットカードでお金を作る他の方法
リボ払い以外の、クレジットカードを使った借金の方法も確認しておきましょう。
キャッシング枠を使う
クレジットカードにはショッピング枠とキャッシング枠とがあります。
このうち、キャッシング枠を使うのは、カードローンでする借金と変わりません。
ただしキャッシング枠は、あまり大きな限度額になっていないことが多いでしょう。
限度額が30万円あると、多いほうです。10万円や5万円という人もいるでしょう。
法律上は、クレジットカードのキャッシング枠は消費者金融と変わりません。
増額審査をしてもらうことはできますが、少々時間が掛かるので、早めにしましょう。
ショッピング枠現金化
「ショッピング枠を現金化する」方法もあります。
ブランド商品や金券をクレジットカードで購入し、商品を業者に割り引いて買い取ってもらう方法です。
こちらはあまりお勧めできません。
冷静に考えると、非常識な金利を取られることにもなります。
それに、このような使い方は不自然です。カード会社に、不自然な利用が続いていると判断されて、カード利用を停止されてしまうこともあります。
どうしても使う場合でも、やり過ぎないように気を付けてください。