キャッシュレス批判を批判してみる

<キャッシュレス決済はそんなにいいか 還元キャンペーンで浮き彫りになったリスク>

<ペイペイ、LINEペイ、楽天ペイを週刊新潮記者が使ってみて分かったデメリットの数々>

皆さま、素敵なキャッシュレスライフを送っていらっしゃいますでしょうか?

連休中のWeb上に、キャッシュレス決済への批判記事がふたつ。どちらもデイリー新潮。

鳥越俊太郎が、「人情」とやらのよくわからないものを打ち出してキャッシュレスを批判していた際は世間から袋叩きに遭った。いっぽうで、まともな批判記事ならぜひ読んでみようと。

読んでみたら鳥越レベルの内容でしたね。

私も、現在のQRコートとFelicaが乱立して、なにがなんだかわからない、気持ち悪い状態が正しいとは思わない。

だが批判している人は、自分たち(多くは老人予備軍だ)が流れに乗れていないのに、「乗らないのが正義なんだ」と怪気炎を上げるだけ。

最初の記事、PayPayの20%還元キャンペーンへの不快感はわかる。使い始めた私でも大いに感じるところ。

だが、PayPay等のQRコード決済は「業者のためのもの」で消費者に関係ないというのもわからない。

キャッシュレスのハードルが低くなったのだ。千円カットにまでPayPayのステッカーが張られ、これを消費者として歓迎して何が悪い。

個人情報流出の懸念もわかる。だが、それを理由に現金を使う? そういう層こそ、最もオレオレ詐欺のカモとなる連中じゃないか。

牽強付会も甚だしい。記事を書いた記者もまた、暴走老人のようだ。

もう1件の、記者が使ってみましたという記事もそう。

PayPayを使うのに、大変時間がかかったんだそうな。

でも、時間かかったのは、記者がYahooアカウントをうろ覚えだったからだ。
それをPayPayの責任にするか普通?

LINE Payは現金チャージが馬鹿らしいと。それはそうだな。私も使う気はない。

20代女性でも、最新ものに強いとは限らないことがよくわかる。

そして使ったメリットは?
「1カ月で5万5千円ほどキャッシュレス決済し、返ってきたポイントは全部で781円分」

わずかこれだけか、と言いたいらしい。

おいおい。これがどれだけすごいかわかってるのか? 還元率1.56%だぞ!

多くの人間が、還元率を1%上げるためにどれだけ苦労していると思ってるのだ。罰当たり!

もっとちゃんとした批判はないのか。

ちなみに私、先ほど出かけて、PayPayでご飯を食べてきました(松屋)。

その後ドラッグストアでもPayPayを出したら残高不足。

Yahooマネー、クレジットカードに切り替えて支払おうとしたのだけど、レジを待たせるわけにいかないのでやめてSuicaで支払いました。

このあたりがもっとスムーズにならないかというのなら、まあまあ建設的批判だと思うけども。

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