クレジットカードのリボ払いは、気をつけて使うに越したことはありません。
カード会社は「月々一定の支払なので計画的に利用できる」などと宣伝していますが、あまり鵜呑みにするのは考えもの。
毎月一定の支払額を超えた部分は利息がついた借金になります。
カード会社の戦略に乗せられ、したくない借金をさせられていいことはありません。
もちろん、お金がないときに、借金だと理解した上でリボ払いを使うなら、何の問題もありません。むしろ、カードローンで現金を借りるより有利なことが多いです。
各クレジットカード会社から、リボ払い専用カードがたくさん発行されています。
- 三井住友VISAエブリプラス
- セディナカードJiyu!da!
- DCカード Jizile
etc.
レジで「リボ払いで」と言うのがイヤな人であっても、リボ払い専用カードなら支払いの全額が自動でリボ払いになります。
カード会社はそこを狙っているのです。
リボ払い専用カードは、だいたい普通のカードよりポイントを多く付けてもらえます。とはいえ、リボ手数料という名称の利息が付くと、ポイントを少々増やしてもらったところで、まったく割に合いません。
リボ払いの金利は15.0%程度が多いです。月の金利にすると、1.25%。
ポイント付与率は、0.5~1.0%程度。リボ払いで倍にしてくれたとしても、せいぜい1~2%。
ポイントとして見ればなかなかすごい数字なのですが、リボ払いの金利と比べると、吹けば飛ぶ程度に過ぎません。
クレジットカード会社からすると、少々ポイントを優遇しても、リボ払いを使ってくれれば儲かって仕方ないわけです。
では、リボ払い専用カードは選んではいけないのか?
必ずしもそうでもありません。
リボ払い専用カードには、「初回手数料無料」という性質のものが多いです。
この性質を活かして、日ごろは実質一括払いのカードとして利用することができます。
リボ払いにも違いがあるのです。初回手数料無料のリボ払いは、利息の計算が有利になっています。
通常のリボ払いは、カードの締め日から手数料(利息)の計算が始まります。
楽天カードやYahoo!カードなど、人気のクレジットカードは、よくキャンペーンでリボ払いを勧めてきます。
これらのカードでリボ払いをすると、毎月全額利用代金を支払って、残高を残さない場合でも利息が付いてしまいます。
月の末日で利用を締めて、翌月27日に支払うまでの手数料を取られてしまうわけです。
キャンペーンでポイントがもらえるにしても、このプラスマイナスをきちんと計算しなければなりません。
いっぽう、リボ専用カードの場合、本来の支払日を過ぎて初めて手数料が発生します。
Yahoo、楽天の締め日支払日の例を借りると、27日の支払日を超えて残っているリボ残高に、はじめて手数料が生じるのです。
つまり支払日にリボ残高を残さず、全額支払った場合は、一括払いとまったく同じ扱いとなります。
毎月の支払額は、リボ専用カードの場合、自分で設定します。
この額を、毎月支払う額よりずっと高い額に設定しておけば、間違いなく一括払いとなります。
普段はリボを使わない設定にして、リボ専用カードならではの、高いポイント付与を受けます。
そして、本当にリボを使いたいときは、手数料の計算が遅く始まるメリットを活かすわけです。
このことを知って加入すれば、リボ専用カードはまったく怖くありません。
ひとつこの「初回手数料無料」のタイプのカードをご案内します。
「オリコカードザポイントアプティ」。
オリコカードからは、オリコカードザポイントという、ブラックフェイスで人気のカードが発行されています。
年会費無料なのにポイント還元率が非常に高く、常に1.0%以上となっています。
このオリコカードザポイントのサービスがすべて受けられ、やや有利になるのがオリコカードザポイントアプティです。
先の方法で、日ごろは一括払い専用として使えますが、ブラックフェイスのオリコカードザポイントよりも優れている点があります。
- リボ払いを使うときの利息が有利
- MasterCardの優待サービス「Mastercard Taste of Premium」が利用できる
人気のカードと同じ使い方ができて、若干サービスが上回っているのですから、リボ専用カードも捨てたものではありません。
通常のオリコカードでリボ払いをすると、締め日を越えてすぐに手数料が発生しますが、アプティシリーズだけは「初回手数料無料」となっています。
手数料の発生する仕組みをしっかり把握したうえで使いましょう。
ちなみに、冒頭に挙げた3種類のリボ専用カードも、いずれも「初回手数料無料」のタイプですので、一括払いとして使えます。
上でご紹介したカードはすべて、ポイントサイトのmoppyから申し込むとお得です。 入会キャンペーンだけでなく、moppyのポイントが付きます。