うちにいる私は、夕食を作るのも仕事。
和食が多いが、たまにはカレーも作る。ちゃんとスパイスを調合して作るのだ。
試行錯誤を続けた結果、ほぼ完成の域に到達していると自負している。
料理には出汁が必要。カレーの場合、以前は鶏ガラを使っていた。
それはそれでいいのだが、いつも売っているとは限らない。
どこにでも必ず売っていて、いい出汁が出るのがキャベツ。キャベツは煮込むだけで出汁になるし、いい具にもなる。
私は、キャベツと玉ねぎがあればラーメンだって作るのだ。
キャベツの芯も、旨いので捨ててはいけない。細かく切って一緒に入れる。じゃがいものようにほくほくしているが、煮崩れたりしない。
玉ねぎ2個は、あめ色になるまで炒める。1時間近く。
弱火で、仕事をしながらたまにかき回す。
なお、炒める際にはパプリカパウダーをたっぷり振っている。かすかにカレーの色が赤っぽいのはこのため。
味には直接貢献しないが、入れれば入れるだけ深みが増す魔法のスパイス。
キャベツと、炒めた玉ねぎを煮込めばカレーのボディはほぼ完成。
それから鶏肉。安いむね肉を買ってきた。1kg75円くらいと激安。
むね肉も、ちゃんと使うとおいしい。一口大に切って、塩コショウしてヨーグルトにしばらく漬けておく。
肉は電子レンジのオーブンでこんがり焼く。肉汁ももちろん捨てない。
最後にしめじとエリンギを入れる。これもいい出汁が出る。あと、ミックスビーンズも。
スパイスを煎る。S&Bの赤缶カレーを主に、次のものを加える。
- クミン
- カルダモン
- コリアンダー
- ガラムマサラ
- ターメリック
ターメリックなど、黄色い色が出ていいが、入れすぎると苦くなるので注意。
たっぷり煎って、火を止めた鍋に加える。足りなければ後で追加する。
塩も大事。日頃使っているのはアルペンザルツだが、カレーの塩は、S&Bのスパイスと一緒に並んで売っている小瓶の「岩塩」がいい。
市販のカレールウと異なり、油分がほぼなく、塩分も極めて少ない健康カレーの完成。
以前は小麦粉を煎って加えたりしていたのだが、最近は何も入れない。だからサラサラのスープカレー。
でも、キャベツなど具材のおかげで、とろみはある程度付いている。
今回も大成功でした。スパイスを体に直接取り込む料理。
そこそこスパイシーだが、辛さを狙ってはいない。野菜の甘みもちゃんと出ている。
最後に、卵の黄身だけ入れておいしくいただきました。