アフィリエイトやらポイントサイトやら、いろいろ使うようになったのでEメールの量が非常に増えた。
まあ、エリートビジネスマンほどじゃないですが。
いろいろ変なメールも来る。
新しく登録したポイントサイトから来たメール。メールをクリックすると3ポイントだそうな。
メールのタイトルは、「過去の審査履歴が関係ないカード」とのこと。
仕事柄気になるので、クリックしてみた。ちなみにこのポイントサイト、なんで登録したのかもすでに忘却の彼方。
開いたページの内容は、「クレジットカードより手堅く作れるカードローンを試してみませんか」。
ハア?
要は、クレジットカードの審査に通らなくて悩んでいる人は、「カードローン」を作ったらどうかということだ。
それも、消費者金融じゃなくて銀行カードローン。三菱UFJと、みずほ。
・・・クレジットカードも通らない人が、そうそう銀行カードローンの審査には通らないと思うよ。
その前に、銀行カードローンがなぜクレジットカードの替わりになる? いちいち現金借りて支払いをするわけ?
クレジットカードが持てなくて、審査の要らないデビットカードやプリペイドカードを使っている人ならたくさんいるが。
クレジットカードを作れないということは、5年以内に金融事故を起こしてしまった人の可能性が高い。
よくあるのが、携帯電話本体分割代金の滞納。電話代だからいいやと思って気楽に滞納するのだが、電話代ではない。
ショッピングクレジット(分割払い)で購入しているので、滞納するとたちまち個人信用情報に傷がつく。
事故情報は、ショッピングクレジットを扱う信販会社が会員になっている信用情報機関、CICやJICCに登録される。
銀行カードローンだったら、審査の際にこの情報を見ないか?
残念だが、そんなことはない。
事故情報は、銀行が使う、全銀協の個人信用情報と共有される。
だがそれ以前の問題。
銀行カードローンの契約には、保証会社が参加している。
保証会社は、ローンが返済不能になったときに、利用者の債務を肩代わりして銀行に弁済する機能を持っている。
そして保証会社は、実質的にカードローン審査の大部分を請け負っているとされる。
三菱UFJ銀行カードローン「バンクイック」は、保証会社である消費者金融「アコム」が審査をしているのだ。
みずほ銀行カードローンなら、保証会社である信販会社「オリコ」が審査をしている。
アコムやオリコは、クレジットカードの審査に通らない人の個人信用情報にアクセスして、その原因を容易に知るのだ。
だがこの広告主、そんな基礎的なことがわかってないわけじゃあるまい? なにかしら企みがあるはずだ。
まさか、申込みベースで報酬の上がる広告なのかな? 銀行が果たして、それやるだろうか。
考えられるのは、過去にクレジットカードを作ったことがないために、カードの審査に通らない人をターゲットにしているということ。
年金生活者でも、三菱UFJとみずほなら、申込みOKである。この人たちが広告の真の対象者だろうか。
この人たちが、ポイントサイトを使っているかという問題があるが・・・
40~50代で、過去5年間クレジットカードを持ったことのない人も対象なのだろうか。
この人たちなら確かに、安定した収入があるなら、カードローンのほうが先に審査に通る可能性はある。
クレジットカードは、履歴がないと審査に通りにくいが、カードローンのほうは真逆だからだ。利用履歴はないほうがいい。
債務の任意整理が終わったような人が対象なのか。
5年経つと債務の免除を受けた記録は消えるが、今度は履歴が真っ白になってしまうので、クレジットカードの審査には通りづらいのである。
カードローンの審査に通ったら、その次はクレジットカードも通りやすくなるだろう。これは確か。
でもなあ、たぶん素直に、楽天カードやライフカードでも申し込んだほうがいいんじゃないかと思います。
ライフカードなら、年会費とクレジットカードを交換して手に入れるカードもある。
以下の記事で。