私は現金払いを憎んでやまない。
クレジットカードや電子マネーだとポイントが貯まるから得だが、そのことだけでは理解できないレベルの憎しみを抱いてることに気づいた。
この心理を分析してみると、日本の金融システムのすべてにまで行きつくようだ。
それについてはまたいずれ。
20代の人間は、現金払い派が多いらしい。
それは彼らが、世の仕組みを理解していないからだ。この点年寄りもまったく一緒。
ともかく、キャッシュレスを啓蒙しなければ。そのためにはまず家庭内から。
家内はクレジットカードのポイントの管理ができないので、私が請け負っている。
その割には、いつも家内にちゃんとしろと怒鳴られているのは不思議だ。これはまあ、世の亭主と同じ。
そんな家内、キャッシュレスの重要性は感じているようである。なので秘書の私が準備をする。
家内のiPhoneにPayPayを入れた。Yahooカード(家族カード)もセットしてある。
これでいつでも使えるはずなのだが、なかなかそうはいかない。
PayPayは根本的に難しくていけない。このままの構造で、QRコード界を取り仕切れるとは私は思わないけど。
ツールとしては、「チャージ」が出てこなくてシンプルな、楽天ペイのほうがずっといい。楽天スーパーポイントが貯まる仕組みもわかりやすい。
だが、PayPayの強みは、それまで現金払いしか受け付けていない小規模店舗にキャッシュレスを導入したところにある。
昨日家内は、私の留守中、子供と一緒にお昼に出かけたそうだ。
子供が赤ちゃんの頃から訪れていた洋食屋が近所にある。ここも最近、PayPayのステッカーを貼っていて、私もそのうち来ようかと思っていたところ。
私がPayPayを推すので、家内も一度使ってみようと思ったようだ。
だが、失敗してしまった。チャージ不足である。
チャージも試したが、できなかったようだ。
20%還元のときは、チャージとクレジットカード払いとで、1%の差を付けていたからチャージにメリットがあった。
今はほどんどない。だから家内のPayPayにもチャージをしてなかった。
PayPay残高は最初にもらった500円だけ。いずれ還元があるので、残高増えてから使ったらいいだろう。
まあ、オートチャージが始まったりして、チャージの好きな人には便利だろうけど。
というわけで、家内にレクチャーをした。クレジットカード決済にする方法である。
私のPayPay、「けんさくとえんじん」に着せ替えてしまったが。まあ、わかると思います。
最初にバーコードをタップする(※)。すると次の画面。
一部加工しています。スクリーンショットも不可なので、端末ごと撮影。
ここが「PayPay残高」になっている。毎回戻ってしまうからうっとうしい。
最初はこういう仕様じゃなかったらしく、チャージ不足だと自動でクレジット決済されたと聞く。
PayPay残高をタップする。
次の画面で、「ヤフーカード」を選択すればカード払いになる。
私の場合、「Yahoo!マネー」もあるのだが、これはもう使うことはないだろう。残高4円。
ひとつ前の画面に自動で戻るので、下部の「スキャン払い」をタップすれば、店舗の多数を占める、自分でスキャンするタイプの店舗でカード払いができたのだ。
確かに面倒くさい。
そして、雰囲気ではなく、PayPayの決済の仕組みをすべて理解していないと使えない。
これは大事なことかもしれないが、キャッシュレスの世界においてはむしろ異端児といえる。
みっちりレクチャーしたが、たぶん家内はもう1回ぐらい失敗しそうだ。でも、それはむしろ普通だと思う。
(追記)
先ほど、ローソンで私も同じ過ちをしてしまいました。すぐにリカバリーしましたが。
Yahooとすれば、チャージにこだわりたいのだろうか。Yahooカードからのチャージが多ければ多いほど儲けになるのはわかるけど・・・
(追記の追記)
(※)上記の記事、あえて訂正しないが少々不十分。
最初にバーコードをタップするのがいけない。
バーコードでなくて、一番下にある大きなボタン「支払う」をタップすればいい。
上のバーコードをタップしてしまうから、支払い方法が毎回変わってしまうのだ。
バーコードをタップする癖をやめれば、ずっと「Yahoo!カード」で支払うことができるのに。