プラチナカード、ゴールドカードの年会費を考慮の上、実還元率を算定するという試みを始めた。
年間利用額の設定によっても変わってくるが、カードの真価は意外と目に見えないものだということがわかり、なかなか楽しい。
星の王子さまが聞いたら喜んでくれそうだ。
さて、この計算機は、年会費無料のカードにも役立つ。カードによっては、基本の還元率は大したことがないが、ボーナスが充実しているものがある。
こうしたカードは、実還元率が測りにくい。
そんなカードの代表が、ライフカード。
旧信販系で、キャッシングに力を入れすぎ、グレーゾーン金利廃止後の過払い金請求で窮地に立たされたクレジットカード。
現在は、消費者金融アイフルの子会社。
アイフルの無人契約機を使って即日発行を始めれば、エポスカードやセゾンカードと勝負できるのになんて素人考えだが、思う。
イメージ悪いかな。アコムのACマスターカードと同じになってしまう。
それはさておき、先日も紹介したが、クレジットカードが作れない人のための、年会費代引カードを発行していたりする、ユニークな存在。
ライフカードのポイントプログラムは定評がある。
- 基本還元率0.5%
- 初年度1.5倍
- 誕生月3倍
- 利用実績により翌年度の還元率アップ(年間200万円利用でポイント2倍)
- 年間50万円以上の利用で、300ポイント(1,500円相当)のボーナス付与
もっともこのプログラムは、2017年に改悪された結果である。
当時はポイントファンを大いに嘆かせた。改定前は、誕生月5倍だったのである。
しかもこの改定で、ETCカードを使ってもポイント付与がなくなった。そんなカード、聞いたことがない。
それでも、従前が良すぎたのであって、悪いカードになったわけではない。
そんなライフカードの実力を、「カードパフォーマンス計算機」で測定する。
年間200万円を利用する想定。毎年1回、誕生月をポイント3倍(1.5%)にしている。
「年間」は、入会月によって決まるので有利不利はない。一律の年度設定のカードも、ジャックスなど世に多いが、ライフのほうが良心的だ。
年会費は無料だが、年間50万円使った際のポイントボーナスを、2年目以降年会費の欄に1,500円のマイナスとして計上している。
(クリックするとExcelファイルのダウンロードが始まります)
5年間の結果は、1.06%となかなかのもの。
ライフカードによると、実績としてのポイント付与率平均は1.1%だそうな。
誕生月は、買い物を増やす人が多いであろうことを考えると、そんなものだろう。
ちなみに、年会費無料のカードでもあるし、年間200万円の買い物をするのは少々ハードかもしれない。
「100万円」でも計算してみた。
年間100万円だと、翌年のポイント還元率が0.9%になる。
そうすると、1.04%。あまり変わらない。
誕生月3倍と、50万円達成でもらえる、300ポイントが大きいようだ。
それからもうひとつ、どうしてもカードを持ちたい人の味方、年会費5千円のライフカードでも同じ計算をしてみる。同じく年間100万円利用で。
そうすると、0.54%。5千円の年会費を取られる割には悪くないのではないか。
ライフカードを作りたい方は、ポイントサイト「モッピー」からどうぞ。
カード作成で、2,000~5,000円相当のポイントがもらえます。