オリコゴールドカードのパフォーマンス比較・・・地味なカードGold Uptyに軍配

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本業のライティングにおいて、オリコカードの記事をしばらく継続して執筆していた。

このたび終了。アフィリエイトサイトはどこも運営が厳しいようである。

クレジットカードはたくさん持っている。楽天カードやイオンカード、ヤフーカードなどについて書きたかったのだが、なぜか私の担当は持ってないオリコ。

それでもおかげさまで、だいぶオリコカードについて詳しくなった。オリコが1枚欲しくなっている。

オリコカードの特長は、ポイント還元率が非常に高いこと。

ただし、全部が全部ではない。

オリコカードには非常に多くのカードがあるのだが、新旧のラインナップ、真っ二つに分かれている。人気が高いのは、新ラインナップのほう。

新ラインナップは、黒が基調のカードフェイスだ。年会費は税込。

新ラインナップは、ポイント還元率が基本1.0%と高い。これなら、楽天カードやYahoo!カードと戦える。

旧ラインナップは、新ラインナップと比較すると、いささかくすんで見える。

旧ラインナップのゴールドカードの色は、金色。なにも間違っていないが、昔っぽい。

クレジットカードの比較サイトでは、旧ラインナップに属するカードは、極めて不遇な扱いをされている。持つ必要がないと断言しているサイトが多い。

新ラインナップの代表、年会費無料の「オリコカードザポイント」を持つべしというのには、まったく賛同する。

だが、オリコの上級カードに付いて調べていくと、世間のその認識は本当に合っているかなと思う。

旧ラインナップがまだ発行されているのは、しっかり意味があるからだ。そして、使い方によっては、新ラインナップより優れているものもある。

新旧ラインナップのゴールドカードを比較してみよう。

ちなみにオリコには、格安ゴールドカードで人気の「オリコカードザポイントプレミアムゴールド」という、寿限無みたいな長い名前のカードがある。新ラインナップの1枚。

これはなかなか素晴らしいカードだが、比較には含めない。

オリコカードザポイントプレミアムゴールドでは、空港ラウンジが使えない。

そんなもの、使えなくてもいいじゃないかと思う人にはこれがお勧め。ラウンジ、使いたかったら金払えば(千円)入れるし。

格安ゴールドは、旧ラインナップにもある。これは、オリコカードザポイントプレミアムゴールドにまったくかなわない。

だが、ちゃんとしたゴールドカード限定で比較するなら、旧ラインナップは捨てたものじゃない。

こちらで取り上げた、オリコカードザゴールドもそう。

クレジットカードの還元率計算機

新旧含め、オリコの最高還元率を叩き出すカードだ。プラチナカードのオリコカードプラチナよりその点では上。

だが、もうひとつ、パフォーマンスでいえばこれを上回る旧ラインナップのカードがある。

オリコカードGold Uptyがそのカード。ゴールドアプティ。

オリコカードの「Upty」はリボ払い専用カードに付いた名称である。ゴールドアプティも同様で、リボ専用カード。

リボ専用だからといって恐るるに足らず。アプティはいずれも「初回手数料無料」タイプのリボ払いなので、毎月支払う額を、30万円とか、高い額に設定しておくだけで、実質一回払いになる。

ちなみにオリコの場合、アプティ以外のカードのリボ払いは、初回手数料無料ではない。楽天カードやYahoo!カードと同様、必ず手数料が発生する。

だから、リボを回避したい人にも、リボを上手に使いたい人にとっても、アプティはお勧め。

オリコカードザゴールドの姉妹カードだが、年会費が安くて、5,000円(税抜)と、オリコカードザゴールドの半額。

格安ゴールドよりは高いが、一般のゴールドの半額で、ゴールドサービスはちゃんと付いている。

そして、ザゴールドを上回るサービスもある。MasterCard Taste Of Premiumである。

レストランやホテル、旅行商品優待などが受けられる、MasterCardならではのサービス。

ザゴールドに劣るのは、ポイント還元率。年間200万円以上を利用した場合、翌年の還元率が、ザゴールドの1.25%までは届かず、1.10%。

だが、年会費が半額の分、例の計算機でパフォーマンスを測ると、勝つのではないか。そう思って作ってみた。

(いずれも、クリックするとExcelファイルがダウンロードされます)

カードパフォーマンス計算機(オリコカードザゴールド)

カードパフォーマンス計算機(オリコカードゴールドアプティ)

カードパフォーマンス計算機(オリコカードザワールド)

(※ 旧ラインナップの2年目以降年会費には、消費税を10%として乗じています)

オリコ新ラインナップのゴールドカードは、オリコカードザワールド。これも比較の対象にする。

すると、5年間で計測した場合の、年会費を考慮した実還元率がこのとおり出た。

  • ザゴールド    0.77%
  • ゴールドアプティ 0.82%
  • ザワールド    0.71%

この通り、ゴールドアプティの勝ち。

新ラインナップのオリコカードザワールドは、入会後6か月以内と、海外でのポイント還元率がそれぞれ2.0%というのがウリ。海外で買い物しまくる予定の人には、ザワールドもいいでしょう。

よさそうに見えるが、「年間200万円使う」という縛りで対決させると、年会費の安いゴールドアプティの還元率が徐々に追いついてきて、2年目単独では軽く抜き去る。

新ラインナップのウサギを、徐々に捉える旧ラインナップのカメ。

ただし、ゴールドアプティの初年度年会費、無料になるのは2019年9月30日までなので気を付けていただきたい。

初年度年会費有料と仮定すると、先の実還元率は0.77%まで低下する。

この場合の比較対象は、初年度年会費が常に無料の新ラインナップ「オリコカードザワールド」だが、それでもゴールドアプティの勝ち。

旧ラインナップは、ポイント有効期限が、新ラインナップ(1年)の実質3倍というメリットもある。マイルなど、大きく貯めるのに向いている。

ゴールドアプティは、ザゴールドともども、ロードサービス付き。

これを持っていれば、JAFに入らなくていいというメリットもある。

長期スパンで考えたときになかなかいいカードだと思う。

だが、価格.comのゴールドカードランキングでは、実に108位という体たらく。

オリコカードザワールドの27位と比べると、大きな差がある。

なかなかいいカードなのに、なぜ世間で貶められているのか。それは、実還元率の計算を誰もちゃんとしないからである。

というわけで、私が世間に真価をアピールしてみました。

ゴールドアプティ、欲しい方は公式からどうぞ。アフィリエイトやポイントサイトからも軒並み無視されています。

現在、オリコカードそのものがポイントサイトにしかなく、年会費無料のオリコカードザポイントの欲しい方は、「ハピタス」や「げん玉」等の、ポイントサイトからどうぞ。

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