全国で利用可、静岡銀行カードローン「セレカ」



当ブログには、私の選んだ広告とともに、Google Adsenceの自動広告が貼られている。

たまにこの中に面白いものがある。

今貼られている、静岡銀行カードローン「セレカ」を取り上げてみる。

私は選べないが、広告が表示されたらそちらもぜひ。

同県のスルガ銀行が不正融資で失墜したのを尻目に、今、攻めに出ている静岡銀行。格付けも高い地銀。

静岡県を代表する地銀だが、店舗は東京・神奈川・愛知県にまで広がっている。

クレジットカード発行にも積極的で、「静銀ディーシーカード」「静銀セゾンカード」などの系列クレジットカード会社を持っている。

静岡銀行カードローン・セレカとは?

静岡県民じゃないし、自分には関係ない」と思ってスルーしてはもったいない商品「セレカ」。

その特長は次の通り。

  • 全国で利用できる(振込融資可)
  • 申込みがWeb完結
  • セブン銀行ATMで手数料無料
  • キャッシュカード一体型
  • 最大45日無利息(キャッシュバック)
  • 最大金利14.5%

他にも、銀行側としては次の特徴をアピールしています。

  • 返済は月々2,000円から楽々
  • 金利が4.0%から

この点については、あまり強調しないほうがいいでしょう。

「返済額が少ないから楽」とはいえません。返済に時間が掛かれば掛かるほど、利息の合計が増えるからです。

早く返したほうが利用者にとっては結局、楽です。

毎月10日の定例返済日以外にも、ATMやインターネットバンキングを使って積極的に返済していきましょう。

それから金利については、4.0%で借りられる人などごく一部。

ほとんどの人は14.5%です。限度額100万円以下の場合はこの金利で固定。

もっともこれらの、メリットといえないメリットのアピールは、どの銀行も一緒です。静岡銀行が誇大表示だというわけではありません。

さらに細かくメリットを見ていきましょう。

セレカは居住制限なし

さて、静岡銀行のカードローン「セレカ」は、全国から申込みが可能。全国で利用可能。

地銀ローンの場合、利用者の居住地域を限る商品が多いもの。

お隣、神奈川県の巨大地銀、横浜銀行ですら居住制限があります。この点にも静岡銀行の攻めっぷりがうかがえます。

とはいえ銀行の場合、サービスエリア以外だと、結局は使い勝手が良くないローンもあります。

静岡銀行の場合はまったく問題なし。次のとおり、セブンイレブンのある地域であればまったく不便はありません。

セブン銀行ATMで手数料無料

カードローンにおいて気になるのが、ATMでの引出し(入金)手数料。1万円を超える場合に220円、1万円以下110円で統一されています。

カードローンは限度額の範囲で繰り返し利用ができるもの。頻繁に入出金する人も中にはいるわけで、そのたびに手数料が掛かるとなると馬鹿になりません。

静岡銀行ATMで手数料が無料なのは当たり前。その銀行が近所にない場合の、提携ATMでの手数料が問題です。

ですがセレカの場合、セブン銀行ATMでも、手数料が無料となっています。

セブン銀行は、全国にあるセブンイレブン内にあります。最近ではセブンイレブン以外にも、駅ナカなどセブン銀行ATMが増えてきました。

セブン銀行さえあれば、ほぼ困らないでしょう。

キャッシュカード一体型

カードローンを申し込むと、カードが一枚増えます。

最近はカードレスのカードローンも流行っているものの、銀行の場合は必ずカードを発行します。

ですが、セレカの場合は一体型。それまで静岡銀行を使っていない人でも、一枚増えるだけで済みます。

普通口座開設申込みが不要

これは他のメリットと違い、静岡銀行自体はさほどアピールしていませんが、大きなもの。

「セレカ」を申し込むと、自動的にインターネット支店の口座開設がおこなわれます。事前に普通口座を作成しておく必要はありません。

静岡県と縁のない地域の人でも、消費者金融と変わらない手続きで銀行カードローンが入手できるわけです。

最大45日無利息(キャッシュバック)

消費者金融は競って無利息期間を設けています。

銀行にもこのサービスを導入しているカードローンはありますが、一部です。決して多くはありません。

静岡銀行セレカの場合、無利息期間が45日。世間で見られる無利息期間の多くは30日ですので、大変な太っ腹です。

45日間、金利14.5%で30万円を借り入れたとして、利息を計算してみます。

300,000 × 14.5% ÷ 365 × 45 = 5,363

なんと5,363円が無料になるわけです。

もっとも、「最大」と書いてある通り、必ず45日ではないので注意が必要です。

次の3つの日から、無利息期間が何日になるかが計算できます。

  • 契約日
  • 第1回返済日の前日
  • 第2回返済日の前日

返済日は毎月10日ですが、土日祝日の場合は次の平日になります。これはどのローンでも同様。

さて「契約日」と、「第2回返済日の前日」の間の日数(当日起算)が、46日以上ある場合には、「最大45日」にはなりません。

この場合、「契約日」と「第1回返済日の前日」の日数のみがキャッシュバックの対象となります。

少々ややこしいルールです。

実例を見てみます。

  • 「第1回返済日の前日」が2019年11月10日
  • 「第2回返済日の前日」が2019年12月9日

2019年11月10日は日曜日なので返済日ではありません。返済日は11月11日で、「前日」が11月10日となります。

この場合、契約日が「2019年10月25日」(金曜日)であれば、「第2回返済日の前日」12月9日までの日数は、「45日」です。

契約日からの日数は「当日起算」なので注意が必要です。契約日を1日と数えます。

このケースでは45日間がキャッシュバックの対象です。

ですが、契約日が10月24日の場合、12月9日までの日数(当日起算)は「46日」ですから対象外です。

この場合のキャッシュバックは、「第1回返済日の前日」である11月10日までの「18日間」のみとなります。

契約日によって、無利息期間が大きく左右されることは知っておきましょう。

適切な契約日が選べるといいのですが、銀行カードローンの場合、契約締結には時間が掛かります。計算しても、上手くいかないかもしれません。

年収が低くても申込可

静銀セレカの場合、公式サイトのQ&Aにおいて、年収が低くても申込可と記載しています。

一般的に銀行カードローンは審査が厳しいもの。

ですが、銀行自体が公式サイトで、「実際に借入れ可能かどうかは、年収そのものより、『年収に対して、無理のない返済プランかどうか』を重視」と書いています。

もちろん審査に通ったとして、年収が低い場合に借入れできる金額は多くはないでしょうが、チャンスを明記している点に期待できます。

なおアルバイト、派遣の場合、限度額は50万円が限度となっています。

このようにはっきり書いてある商品は珍しいものです。むしろ、アルバイトでも審査に通る可能性を強く感じさせます。

70歳まで融資可能

カードローン商品は、65歳程度までを対象に貸出ししてくれるものが多くなっています。

静銀セレカは、70歳までです。

申込み条件には書かれていないものの、年金生活者でも審査通過の可能性があると思われます。

保証会社が2社ある

銀行カードローンには、保証会社が付き物。

保証会社は、利用者が返済を滞らせた場合に、銀行に替わって弁済します。その代わりに保証料を銀行から受けるわけです。

保証会社が2社付くカードローンは決して多くありません。2社あるということは、それだけ審査に通りやすいことが推測されます。

運用としては、信用の高めの人を1社目で、そうでない人を2社目で保証するものと思われます。

セレカの場合、1社目が「静銀ディーシーカード」、2社目が「新生フィナンシャル」です。

静銀ディーシーカードの保証が受けられないと、普通なら審査落ちとなります。

ですが、それらの人(恐らく非正規従業員など)も、2社目の新生フィナンシャルで拾ってもらえる可能性が高いと思われます。

静銀セレカの必要書類は

セレカの必要書類は「運転免許証」だけです。

運転免許を持っていない人は、オンラインでは申込できません。

本人確認の厳格化により、このような商品が増えています。免許のない人には厳しい時代ですが、やむを得ません。

 

カードローンが必要なら、静岡銀行のことも思い出してみてください。



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