先日「キムチチゲ味噌ラーメン」が急に食べたくなり、日高屋へ行った。
そうしたらLINE Payのステッカーが貼ってある。驚いた。日高屋がついにキャッシュレスの軍門に下ったのだ。
私はクレジットカードとの相性がよくないLINE Payは使っていないのだが、日高屋攻略のためだけに導入しようかと思ってしまった。
もっとも、今後PayPayも導入していくんだそうだ。あとメルペイとか。
それどころかクレジットカードも受け入れていくようになるらしい。
まあ、当然でしょう。現金払いにこだわっていると、もはやその時点でお店自体選ばれなくなってしまう。
日高屋の野菜たっぷりタンメンでなくて、リンガーハットでちゃんぽんを選ぼうと、こういう流れはすでに存在しているわけだ。
日高屋さん、どの店も綺麗だし、いかにもキャッシュレスに対応していそうでいないところがなんだなあと思っていた。
日高屋もそれに気づくのが少々遅かった気がするが。でも英断を評価したい。
ついこの間日高屋攻略の方法を考えたのだけども、もう要らなくなってしまいそうだ。
もうひとつの現金派巨頭がサイゼリヤ。
サイゼリヤだけはキャッシュレスについていかないのかと思ったが、現在一部店舗でキャッシュレス実験をしてるそうな。
もっと早くしているべきでしたね。
あと、キャッシュレスを導入すべきなのに一向に進まない店舗では、串カツ田中、牛丼のなか卯、菓子屋のシャトレーゼなども思いつく。
なか卯なんて、私入らないもの。他にいくらでもキャッシュレスのお店はあるからそちらに行ってしまう。
シャトレーゼは、商業施設内の店舗はキャッシュレスになってるけども。
串カツ田中は、全店禁煙という画期的なサービスを導入したのが偉いが、なぜもっと簡単なキャッシュレスを入れないのだろう。
おかげで私は、串かつでんがなを愛用している。夕方に一杯やって、Paypayで支払って10%還元だ。
立ち飲み屋の晩杯屋(ばんぱいや)なんて、PayPay入れてくれたら立ち寄るけど。まあ、ないだろうな。
小売店がみなキャッシュレスを導入することで、結局価格に反映されるのだと苦々しく見ている人もいるだろうが、その考えは間違っていると思う。
ものの値段は緩やかに上がらないといけない。この30年、日本は間違った状態にあるのだ。
キャッシュレスのお陰で、物価のゆるやかな上昇と、消費のゆるやかな拡大が望める。かもしれない。可能性ぐらいはある。
昼食なんて、本当は2千円ぐらいしないといけないはずだ。本来額の半値で食事のできる日本は、すっかり物価の安い、コスパのいい国に成り下がってしまった。
いや、私だって個人的には安いほうがいいけれども。それはみんなそうだろう。