Pontaは老舗の共通ポイント。
先発のTポイントほど加盟店は多くなく、そして後発の楽天スーパーポイント、dポイントに脅かされてきた存在。dポイントとは協力関係にもあるけど。
だが、すでにそれらの共通ポイントを使いこなしている私も、遅れてPontaを使い出している。
絶対ないといけないものでもないが、モバイルで使っている限り結構便利。少なくとも、PayPayに見捨てられ、モバイル化も遅々として進まないTポイントよりずっと便利だ。
ローソン100など、dポイントを出してもいいのだが、だいたいPontaを出してポイントつけてもらっている。
また、ポイント交換先としても便利なのだ。東京ガスのパッチョポイントは、たまにPontaに替えている。
後発の共通ポイントにあってPontaになかったのが、QRコード決済との連携。QRコード決済の世界自体が、かなり盛り下がってきたとはいえ。
しかしついにPontaにもQRコード決済が誕生した。
au WALLETポイントと一緒になったためだ。コロナのおかげでどうなるかと思ったら、予定通り5月に実現。今日21日からスタート。
Pontaとauとが一緒になるとなにが変わるのか。私は「au PAYの利用でPontaが貯まる」というのが最大のインパクトだと考えている。
auはサービスがもともと排他的。
すべてのスマホユーザーに解放されていても、いまいち世間に浸透していなかった気がするau PAYだが、Pontaの仲間入りして大きく羽ばたくと見た。名前がPonta PAYになればさらにいいけど。
さっそく今日、Pontaとau WALLETポイントとの統合手続きをしてみた。
100未満、中途半端に余っていたau WALLETポイントが全部Pontaになった。
そして統合したら、au PAYアプリのQRコードの下に「Pontaカード」の欄もできた。
それから、Pontaをau PAYにチャージできるようにもなった。
これは、楽天ポイントカードを楽天ペイアプリで、dポイントをd払いアプリで使えるのと似ている。
PayPayアプリでもTポイントが使えるが、これは全然違う。TポイントをPayPayに使うルートがないからである。
出世したな、Ponta。もう、Tポイントなんか目じゃないぜ。
楽天スーパーポイントとdポイントを追撃する構え十分だ。
気になるのは、「Ponta→dポイント」の等価交換(手数料なし)が続くかどうか。
(※ これは2020年9月で終了)
auのサービスでもらったポイントを、ドコモに持っていかれたらauは嫌だと思う。まあ、続かないとしても、Pontaに十分高い魅力が生まれたろう。
au PAYもこれで、使いみちが増えた。
20%還元まつりが終わってからは、au PAYは使わないつもりでいた。わずかなチャージ残高を残して。
au PAYはプリペイド式で、チャージが必要。
チャージの際にクレジットカードのポイントが貯まるからWポイントになっていいのだけど、残高を気にしなければならないから嫌だなと。
しかもチャージ額が、最低3,000円、その上が5,000円、7,000円。
そして使うたびに、行き先のないau WALLETポイントがじわりと貯まる。これをまたチャージして。またポイントが半端に貯まる。
つくづく嫌な構造だなと思っていた。
だがこの半端なポイントがPontaになった。つまり、ポイントに出口ができた。
Pontaをau PAYにチャージしてもよく、ポイントカードとしてそのまま使ってもいい。
何の問題もない。au PAY、積極的にクレジットカードからチャージして使ってやろう。
驚くほど簡単に、閉塞感ある決済方法に風穴が開いたものである。
そして今や私は、リクルートカードユーザー。このカードの利用でどんどんPontaが貯まる。
リクルートカードを使ってpontaを貯め、リクルートカードからau PAYにチャージしてまたPontaを貯める。
リクルートカードの期間限定ポイントが、au PAYで使えるようになると、楽天スーパーポイントやdポイントに完全に追いつくんですけどもね。