住民税の請求書が届いた。
常に、支払からプラスアルファを生み出すことに余念のない、錬金術師の私としては、ややうっかりしていた。私の場合、国民健康保険ほど多額ではないので。
銀行引落しだと何のメリットもないため、昨年区役所に電話して請求書払いに替えたのだった。
ささやかな額ではあるが、たとえばこれを年間分一括で支払えば、クレジットカードのキャンペーンクリアのタネになる。一括で支払っても、国保と違い割引にはならないが。
だがあいにく、今取り組むべきキャンペーンが、なにもない。イオンカードのキャンペーンへの参加はやめたし。
JCBスマリボキャンペーンには取り組んでいるが、住民税支払がなくても余裕でクリア。
というわけで癪だが、住民税はただ支払うだけになる。
ただ、一括ではなく6月30日の一期分だけにする。あとはまた、納期限にやっているキャンペーンのタネとして、役に立つかもしれない。
そして、どうせ支払うなら支払い方を考えよう。キャッシュレスでどう支払って、どう利益を得るかという話である。
私の持っているカードでは、エポスゴールドカードが最強。年間100万円使う前提だと、還元率1.5%となる。
ただ、公共料金を集約しており、年間100万円を軽くクリアしそう。なので、今回は現在メインカードにしているリクルートカードを前面に出す。
なお、実際の住民税の額を出すと恥ずかしいので、架空の額でシミュレーションする。5万円ということにします。
この5万円という架空の額が、何回分の支払なのかは関係ない。
さてクレジットカード絡みでは、次の決済がある。
- Yahoo!公金
- モバイルレジ(携帯料金合算)
- モバイルレジ(クレジットカード)
- nanaco(セブンイレブン)
他にLINE Pay請求書払いというのもあるが、これは「Visa LINE Payクレジットカード」がないと完全キャッシュレスにならないようだ。
これについては、知識が不足しているので今回はスルーします。
Yahoo!公金とモバイルレジ(クレジットカード支払)は手数料が発生する。クレジットカードでは極めて例外的な、利用者負担である。
モバイルレジでもって、携帯料金合算で支払う手もある。これだと手数料がない。
現在、携帯料金だけはリクルートカードで支払っている。なのでこれも比較の対象にする。
nanacoは手数料不要。ただし、nanacoでの支払いの際、ポイントの対象外。
ポイントが付くのは、セブンカード・プラスからのチャージの際(還元率0.5%)のみ。
支払い方としてはこれもやや例外だが、私は持っている。
もっとも、2020年3月以前に登録済みの人なら、たとえばリクルートカードなど、ポイントが付く。
私は2月にリクルートカードを申し込んだ。3月が、このカードをnanacoに登録するための締め切りだったが、4月にそれを知った。残念。
ちなみに登録済の人なら、リクルートカードからnanacoにチャージして、セブンイレブンで支払うのが最強といえる。
ポイント還元率1.2%、手数料なしで住民税が払える。
この手が使えない、私はどうすればいいか。ポイント還元率1.2%のリクルートカードを使って5万円支払う場合の、手数料とリターンはこうなる。
- Yahoo!公金・・・手数料440円/ポイント600円
- モバイルレジ(携帯料金合算払い)・・・手数料なし/ポイント600円
- モバイルレジ(クレジットカード払い)・・・手数料495円/ポイント600円
- nanaco(セブンカード・プラス)・・・手数料無料/ポイント250円
手数料にポイント付いたかどうか? 付くような気がするのだが、もともとクレジットカードのポイントの付き方自体千差万別なので、深入りは避ける。
手数料のマイナスと、ポイントのプラスを併せると、今回の支払で得られるリターンはこちら。
- モバイルレジ(携帯料金合算払い)・・・600円
- nanaco(セブンカード・プラス)・・・250円
- Yahoo!公金・・・160円
- モバイルレジ(クレジットカード払い)・・・105円
というわけで、モバイルレジの携帯料金合算払いで支払うことにします。
手数料がないなら当たり前だって? いやそうなんですけども、Yahoo!公金とnanacoを対決させる前提の記事を書き進めている途中で気が付いたんですよ。
手数料は、私の支払いたい自治体の住民税について調べたもので、ものによっては違う可能性がある。大差はないはず。
モバレジ、手数料が出ないのはありがたい。そして、リクルートカードのポイント還元率1.2%はやはり強い。
3位に落ちてしまったYahoo!公金だが、支払額がもう少し少ない場合は、手数料も少ないのでnanacoより有利になることもある。
まあ、こんなシミュレーションをいつもしてるわけです。