当ブログ「ライター与太郎の五目講釈」、デザイン変更したらちょっと明るくなりました。しばらくこれで行きます。
さて、もはや古い、iPhone8ユーザーの家内が朝から騒いでいる。
いつも使っているカレンダーに変な表示が出ているという。どれどれ。
「おとなのカレンダー」というアプリ。私に相談してこれを選んだそうなのだが、覚えがないな。
見ると確かに、スケジュール上にいろいろメッセージが出ている。赤いバッテンとともに。
- 誰かがあなたのiPhoneを知って・・・
- あなたのデータは危険にさらさ・・・
- 警告!お使いのiPhoneは(4)か・・・
これをタップすると、Guard Luminous VPNというアンチウィルスソフトのインストールを迫ってくる。
家内に対応を頼まれ、ついアプリのインストールまでしてしまった。
これが詐欺アプリ。アプリそのものがインチキということはなくとも、インストールを迫る手段がインチキ。
オレオレ詐欺の被害者の気持ちがわかった。このような商法があることを知っていても、焦ってしまうのである。
怪しいと思いつつ、止められなくて騙される特殊詐欺被害者もいるのだろう。
インストールした詐欺アプリのほうは、サブスク課金狙い。
当初無料と銘打っていても、すぐに課金が始まり、アンインストールしても続く。
私はAndroidユーザーであり、iPhoneに詳しいわけではない。だが、調べたらわかった。
設定 ⇒ アカウント名 ⇒ サブスク と進むと、現在のサブスクリプションが表示される。
ここの項目にチェックが入っているのを、外せばいい。
まだ表示自体は残っているが、これで被害なし。
では、カレンダーの警告表示は何なのか。
これは、種がわかれば実に簡単な仕組み。
表示されるカレンダーのうち「Events」に問題がある。これを有効にしておくと、第三者から送られてくるのである。
つまり、「あなたのカレンダーは乗っ取られました!」という内容のEventsカレンダーが、共有されてしまっているのである。
頭いいよなあ。感心してしまった。
頭のよさに見合う収益が、将来的に得られるとも思えないのだけど。
「おとなのカレンダー」アプリの設定に「表示するカレンダー」がある。
個々のチェックを外してやれば、第三者がカレンダーを共有させることはない。
というわけで、これにて一件落着。
ちょっとiPhoneにも詳しくなれた。