クレジットカード紹介サイトの「クレジットカードを知る」における、最新の調査結果が出たそうな。
30歳までの若者に、初めて持ったクレジットカードを訊いたそうで。
結果は、男女とも「楽天カード」が圧倒的大差。
それから4分の1の支持率で、イオンカード、エポスカード。
さらに三井住友VISAにセゾンカード、dカードと続く。
すごいですね、楽天カード。
私が最初に作ったクレジットカードというと、JCBオリジナルシリーズ(学生専用)だった。
その名前は今やないですね。がんばれサムライブランドJCB。
ちなみに私が初めてカードを作ったときは学生だったが、親に反対されたものだ。
海外旅行に行くのに必要だと説得してやっと持たせてもらった。
親も無知の極みだし、私も当然無知だった。ヨーロッパにJCB持っていっても役になど立たぬ。
親が反対したのは「クレジットカードは借金だから」。
今、こんなこと言ったら笑われる。しかもうちの母親、「利息が付くから」って言っていた。
そんなアホな親もまだいそうだけど。
現代人には、信用が欠かせない。信用を積み重ねるためには、若いうちからしっかりカードを使い、自分のクレジットヒストリーを維持していかなきゃいけない。
さて、宣伝が効果的な楽天カードが圧倒的1位だそうで。
つい3か月前に初めてこのカードを持った私だが、確かに楽天カードはすごい。
世の中にこれだけキャンペーンの充実したカードが存在するとは思わなかった。持ってみて初めてわかったのである。
ただし、このカードをみんな最初に持つというので、若干心配もしている。
キャッシングやリボ払いについて無知な若者に対し、危険な生活習慣をもたらしそうな気がしているのだ。
どのクレジットカード、たとえ世間の信用の高い銀行系でもそうだが、とにかくキャッシングとリボ払いを推奨してくる。
利息の取れるこれが一番儲かるから。
クレジットカードの、加盟店から得る手数料なんて大したことはないのだ。
このキャンペーン攻勢に立ち向かうためには、知識と強い意志がないといけない。
この点、最初に持つカードとしては、楽天カードはあまりにも誘惑が多いと思う。
私ぐらいになれば、リボの手数料もすぐ計算するから、ちゃんと比較して、儲かることを判断してからキャンペーンに参加する。
だけど、若者はわずかなエサに、つい背中を押されてしまうのではないかな。
リボ手数料(実質的には利息)は高いですよ。
楽天カードのリボ金利は15.0%と普通だが、多くのリボ専用カードのように「初回手数料不要」ではない。
必ず、カード締め日から支払日までの手数料を徴収される。たとえ月々の支払額を多くして、残金を翌月に残さないようにしてもだ。
これが癖になると、毎回意味もなく高い手数料を支払うことになる。
そうなったら、キャンペーンで高額ポイントもらっても、じきに追いつかなくなるのだ。
リボのキャンペーンを賢く使い、ポイントをもらった後は、速やかに一括払いに戻す癖をつけたいもの。
そうしたら、また次のキャンペーンがやってくる。
参考までに。キャンペーンにはこれだけ考えて立ち向かったほうがいいという話をご紹介します。
かわいい楽天パンダにも怖い顔があるのです。楽天パンダだと思ったら京成パンダだったみたいな。
若者よ、カードは賢く使ってください。