今年予定されていたキャッシュレス界の大きな変動が、まず、「Pontaとau WALLETポイントが統合される」こと。
そして、楽天ペイのSuica発行である。
どちらも、コロナのお陰で遅れるかと思ったが、無事スタート。
さて、「楽天ペイ × Suica」のほうはどうだろうか。対象機器はAndroid携帯のみだが、私もAndroidなので使える。
楽天ペイの画面に、バーチャルの赤いSuicaが表示される。おサイフケータイ機能でもって、タッチで改札を通れるのである。
楽天カードは非常に利便性の高いカード。私もその魅力をたびたび語っている。
楽天グループに囲い込まれたい人なら、ぜひ使いたいと思うだろう。
今までも、モバイルSuicaに楽天カードからチャージはできた。だが、ポイントが付かなかったのである。それが付くようになったのが、今回の最大のメリット。
だが、ないな。人さまにもお勧めしない。
楽天ペイで使うSuicaのチャージは、楽天カードからだが、これがポイント還元率0.5%に過ぎないのである。
これは、同じFelica電子マネーの楽天Edyに、楽天カードからチャージする際と同じ還元率。
Suicaは、JR東日本のクレジットカード(ビュー・スイカ・カード等)からチャージして使うのがいい。チャージの際のポイント還元率が1.5%と高率だ。
ちなみに、貯まったポイント交換方法を工夫すると、ポイント還元率はさらに上がる。
私はというと、ビュー・スイカ・カードは解約した。
長きにわたって活用した素晴らしいカード。それは確か。
だが、Suica専用という用途に物足りなさを覚えたもので。セルフアフィリエーターにとって、カードリストラに聖域はないのだ。
現在は一時的に、リクルートカードからチャージをしている。月3万円までだがポイント還元率1.2%でチャージできるので、比較しても悪くない。
本来は、実質ポイント還元率1.5%のエポスゴールドカードでチャージをすることにしている。
このカード、便利なので使いすぎ、年間100万円というジャストな領域を軽く超えそうなので、ちょっと利用を抑えているのだ。
さて私の都合はさておき、楽天ペイで使うSuicaの、0.5%という還元率は低すぎると思う。
これじゃ、電車バスに乗るときだけの、本当にやむを得ないサービスだ。
Suicaの電子マネーの機能は、もったいなくて使えない。楽天カードユーザーなら、買い物は楽天Edyでしたほうがいい。
楽天Edyなら、利用時にも0.5%のポイントが付くからだ。
総合サービス提供を誇る楽天としては、JR系カードのポイント還元率を上回るわけにはいかず、かといって身内のサービスである楽天Edyを上回るわけにもいかなかったのだろうか。
でも、Suicaに対するチャージ時の還元率は、1.0%が妥当だったと思うけどな。楽天Edyに対しては、キャンペーンボーナスで対処できるし。
というわけで、期待していたわりには拍子抜けのニュースでありました。