今はずいぶんと復権したが、今年の前半はQRコード決済のインパクトが一気に下火になったものだ。
QRコード決済よりも、楽天Edyがいいぞとおすすめしたのはそんなとき。
楽天Edyは、私は今でもちょこちょこ使う。マクドナルドとか、店頭でQRコード決済が使えない店舗では実に便利。
決済時でなく、通信によって働くオートチャージも大変便利だが、チャージの主体性を取り戻したくなり、これはやめた。残高が減ったときは、手動チャージをしている。
楽天Edyは利用できる店舗も多く、私の持っている、「エポスゴールドカード」「リクルートカード(Mastercard)」という2枚のカードとの相性が大変いい。リクルートカードはVISAブランドも可。
還元率は、チャージと利用でWポイント。
エポスゴールドカード(年間100万円使う前提)からのチャージで、2.0%、リクルートカードからで1.7%。
だが最近いちばんよく使うのは、QRコード決済のd払いだ。
毎月お買い物ラリーがあるため。
ただ、キャンペーンがなくても実は、私の持っている決済の中で、d払いが一番還元率が高い。
我が家は20年にわたるドコモユーザーなので、還元率が常時1.5%となる(基本0.5%)。
決済カードであるdカードとの組み合わせで、2.5%。なかなかこれにはかなわない。
ちなみに、携帯電話料金をdカードGOLD払いにするともう1.0%還元率が高くなる、でもdカードで引き落とすと、ポイントが付かないので損。
我が家はそもそもdカードにダウングレードしたので関係ない。
「ギガホ」「ギガライト」の「定期契約なし」プランを使っている人なら、「dカードお支払い割」により月170円の料金割引があるので、この場合ならdカードGOLD引落しも悪くはないと思うが。
楽天EdyとQRコード決済とが両方使えるお店が増えてきて、そうなると当然d払いを選ぶ。タッチもQRコードを提示するのも、手間はたいして変わらないし。
しかし今日気が付いたことがある。
d払いはともかく、楽天Edyより、モバイルSuicaのほうが勝ってるかもしれない。電車にも乗れるし。
ただ、エポスゴールドカード(またはプラチナカード)を有しているという、かなり特殊な状況下でこうなることは断っておく。
モバイルSuicaは、基本的に決済ではポイントが付かない(JR東日本に乗車する際を除く)。
買い物で使う場合は、チャージによるポイントの高さにより、還元率を考える。
楽天Edyと比べたとき、ここで差が付いてしまうと思っていたのだ。
だが、エポスゴールドカードユーザーに関しては、この限りでない。
エポスのゴールドカード以上のカードには、「選べるポイントアップショップ」というプログラムがある。
任意の3店舗を登録しておくと、そちらで使った場合にポイントが3倍となる。
ここに、いつ加わったのかわからないが、「モバイルスイカ」というショップが加わっている。私の記憶では、「JR東日本」はあったが、モバイルSuicaはなかった。
選べるポイントアップショップにモバイルスイカを登録しておくと、チャージの際ポイント3倍となるわけだ。
エポスゴールドカードは、優れたカードだがポイント還元率は0.5%と低め。それでも3倍で1.5%となる。
しかし、これで終わりではない。
モバイルSuicaへのチャージは、エポスゴールドカードの年間利用額に計上してもらえる。
エポスゴールドカードを年間100万円使うなら、10,000円分のボーナスポイントが付く。
ポイント還元率に戻すと、1.5%。チャージをすればするほど、年間100万円に近付くのである。
ポイント3倍の差額と、年間100万円とを両方計上すると、実に2.5%となるではないか。
これはすごい。d払いに並んだ。
ただし、選べるポイントアップショップを変更するには、3か月かかる。
先ほどモバイルスイカを登録したところ。
来年2月あたりからは、楽天Edyで支払える分は、原則Suicaにしようかなと思っている。